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大音千手堂

賤ヶ岳の麓にはかつて小さな湖があり、そこには弘法大師が住む竜を退治したという伝説が残っています。 弘法大師は、竜を退治した後、竜の魂を封じ込めるために十一面観音像を刻み、旅人の安全を願ってその場所に御堂を建立したと伝えられています。 しかし、天正11年に発生した賤ヶ岳の合戦の際に、この御堂は兵火によって焼失しました。 その後、里人の手によって観音像は難を逃れ、夢のお告げに従って仁王門の後ろに新たな御堂が建てられ、焼け焦げた仁王像と共に観音像が安置されています。 拝観料:300円 ご朱印代:300円