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菅山寺

★地元のおすすめ!★ 希少種をはじめとした自然の宝庫 本堂そばの朱雀池は静かに水をたたえ、初夏の水際ではモリアオガエルの卵塊が見られることも。 また山中にはブナ林も見られ、西日本では低山に植生する珍しいケースとして知られています。 菅山寺はもともと龍頭山大箕寺と呼ばれていました。 当時は法相宗でしたが、後に真言宗豊山派になりました。 菅原道真公は余呉湖辺の川並村で生まれ、6歳から11歳まで本寺で勉学しました。 寛平元年(889)からは3院49坊の寺院を復興し、名前も菅原公の一字を取って大箕山菅山寺と改められました。 道真公により再び繁栄がもたらされました。 この寺は藤原時代から鎌倉時代にかけて最も栄えた寺の一つでした。 興福寺の古い記録によると、僧房105、末寺70余りとあり、非常に大きな寺でした。 現在も山門前にそびえる大木は道真公がお手植えしたケヤキと伝えられ、滋賀県の自然記念物に指定されています。 かつて納められていた「宋版一切経七千余巻」は徳川家康の命により芝の増上寺へ寄進され、現在は国の重要文化財に指定されています。 現在は住職がいない状態ですが、麓の里坊弘善館で菅山寺の宝物が展示されています。