1
菅浦

菅浦地区は国の重要文化的景観に登録され、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成文化財のうちのひとつです。 白洲正子の著書などより奥琵琶湖の隠れ里として知られていますが、その歴史は古く縄文時代ごろよりこの辺りで人々が暮らしていた形跡が発見されています。 万葉集にも詠まれた水運の地で、近年まで移動手段は船だったそうです。 その隔離された立地条件から、淳仁天皇の隠棲伝説や浅井長政公子息の落ち延びたという伝承が生まれたのかもしれません。 集落には見どころが沢山あります。 淳仁天皇をお祀りした「須賀神社」や、国宝・菅浦文書の写真や菅浦絵図のレプリカが展示されている「菅浦郷土史料館」、隠れ里を厳しく監視したといわれる「四足門」、長政公の子息をかくまったとされる「安相寺」など千年を超える歴史を感じながら散策をされてはどうでしょうか。 菅浦郷土史料館:4月~11月の日曜日のみ開館。(7/20~8/31は日曜日も事前予約が必要) 協力金 大人300円、小学生以下100円 電話:0749-53-2650(担当窓口へお繋ぎします)